免疫・血清学的検査と腫瘍マーカー
免疫・血清学的検査
血清に抗体ができているか、またその値がどのくらいかを調べる方法。
血液型検査(血液中の抗原と抗体の組み合わせで判断
A、B、O、AB、Rh(+)、Rh(−)
HBs抗原抗体(B型肝炎ウィルスの感染を診断)
<正常値> ・陰性(−)
<主疾患> 急性肝炎、慢性肝炎、肝硬変、肝癌
CRP(抗体を混ぜて肺炎球菌などの抗体を調べる)
<正常値> ・定性法 陰性(−) ・定量法 0.6mg/dl以下
<主疾患> 膠原病(慢性関節リウマチ、リウマチ熱など)、細菌感染症、ウイルス感染症、心筋梗塞、悪性腫瘍、胆石症など ◇体内に急性の炎症や組織の損傷があるときに増加する蛋白の一種で肺炎球菌の一成分であるC分画と反応することからこの名になっています(C−反応性蛋白)。肺炎のみならず、炎症や組織損傷で陽性を示すので経過観察に資します。
RAテスト(因子の有無により関節リウマチを診断)
<正常値> ・陰性(−)
<主症状> 慢性関節リウマチ、全身性エリテマトーデスなどの膠原病
ASO【ASLO】(抗体の有無により溶連菌の感染を診断)
<正常値> ・156U/ml以下
<主疾患> 急性リウマチ熱、急性糸球体腎炎、猩紅熱、急性扁桃炎、慢性関節リウマチ ◇溶連菌は13群あり、ASOはその中でも特に重要なA群溶連菌といわれる細菌が感染したときにできる抗体を測定。
梅毒血清反応(抗体の有無により梅毒を診断)
<正常値> ・陰性(−)
<主疾患> 梅毒、膠原病、マラリア、妊娠時、γ−グロブリン異常症など ◇梅毒の病原体そのものを抗原とし血清を加えて反応を見るTPHA法やFTA−ABSテスト、STSと総称されるワッセルマン法や緒方法、ガラス板法などがあります。
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腫瘍マーカー
ガン細胞が生み出す特殊な物質を測定、早期発見に役立てます。
AFP
<正常値>20ng/ml以下 <疾患> 肝細胞癌、ヨーサック腫瘍
CEA
<正常値> 2.5ng/ml以下 <疾患> 消化器癌、肺癌、生殖器癌
NCC‐ST−439
<正常値> 7U/ml以下 <疾患> 消化器癌、乳癌、肺癌
CA‐50
<正常値> 35U/ml以下 <疾患> 消化器癌
DUPAN‐2
<正常値> 150U/ml以下 <疾患> 消化器癌
PAP
<正常値> 3.0ng/ml以下 <疾患> 前立腺癌
PIVKA‐U
<正常値> 40mAU/ml以下 <疾患> 肝細胞癌
TPA
<正常値> 70U/l以下 <疾患> 消化器癌、乳癌、肺癌、生殖器癌
IAP
<正常値> 500μg/ml以下 <疾患> 消化器癌、肺癌、卵巣癌、白血病
CA19‐9
<正常値> 37U/ml以下 <疾患> 消化器癌
CA125
<正常値> 35 U/ml以下 <疾患> 卵巣癌
SCC抗原
<正常値> 2.0ng/ml以下 <疾患> 肺癌、子宮癌
NSE
<正常値> 3.0〜12.0ng/ml <疾患> 肺癌
CA15‐3
<正常値> 30U/ml以下 <疾患> 乳癌
γ-セミノプロテイン
<正常値> 4.0ng/ml以下 <疾患> 前立腺癌
サイトケフチン19フラグメント
<正常値> 3.5ng/ml以下 <疾患> 肺癌(非小細胞癌)
前立腺特異抗原(PA)
<正常値> 4.0ng/ml以下 <疾患> 前立腺癌、前立腺肥大
塩基性フェトプロテイン(BFP)
<正常値> 75ng/ml以下 <疾患>肝炎、肝硬変、原発性肝癌、胆管癌、腎癌、消化器癌
シアリルTn抗原
<正常値> 45U/ml以下 <疾患> 卵巣癌、子宮頸癌、胃癌
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